なぜ今、停電なのか

2022年は、政府からの「電力需給逼迫警報・注意報」が発令されるなど、「停電」が身近になったように感じます。

なぜ今、このようなことが起きているのでしょうか。

電力が不足している

世界情勢の不安定化により、電力を生み出すための燃料調達も不安定化していることが原因とされています。

資源エネルギー庁の調べによると、日本のエネルギー自給率は「12.1%」となっており、先進各国よりも低い水準となっています。

また、1970年代のオイルショック以降、日本のエネルギー自給率は最高でも20%で、10%を割り込むことも珍しくありませんでした。

今も昔も日本のエネルギー価格は、世界情勢と密接に関係しています。

確かなのは、「今年の日本、世界は、エネルギー流通に問題が起きている」ということです。

1つのバケツから、各家庭に電力は流れている

では、私たちの使っている電力は、どこからきているのでしょうか。

物凄くシンプルに言うと、私たちは、電力が入った巨大な1つのバケツ(広域ブロック)をみんなでシェアしています。

発電所で生まれる電力は、電線を通って巨大なバケツに一旦集まります。

そのバケツの中にある電力を、”つるエネ”や●●電力、●●エナジー各小売電気事業者等の指示のもと各家庭、皆さんのもとに届けられているのです。

今の日本は、この「1つの大きなバケツの中にある電力が足りない」という状態が起きているのです。

なので、どこの電力会社と契約していたとしても、会社の規模に関わらず「電力が足りない」という状況は全く同じです。

政府が「需給逼迫警報・注意報」を発令するときは、日本全体・発令エリア全体として電力が不足して、困っている状態ですので

「私たちにも関係していることなんだな」と思っていただき、ちょっと温度設定を見直してみたり、使っていないお部屋の電気を消してみる。そんな行動をしていただけると、社会全体が助かります。

エネルギーの未来について

最近、新築の住宅などでは、太陽光発電設備をお持ちの方や、蓄電池を導入されるご家庭もございます。

これは、一つのバケツを家庭単位で持ってしまおう、という考え方です。

この発想は今後ますます増えていくと私たちは考えています。

自然エネルギーの導入に積極的で有名なアメリカ、カリフォルニア州では、2020年1月より、新築物件(低層住宅)には太陽光設備の設置が義務化されています。さらに今年2022年には、高層住宅にも設置が求められています。

我が国では、東京都が2025年4月から新築物件に太陽光設備を設置義務化する方針です。

大きなバケツが足りない場合でも、家庭単位では電力が使える。

実際、それが少しずつ現実に起こっているのです。

つるエネでは、「自分たちのエネルギーを自分たちで生み出す」という考え方に賛同します。

各家庭、エリア、地域でもって、自分たちのエネルギーを自分たちでもって自律的に生み出していきたいと考えています。

エネルギーは、途方もない過去からやってきた

突然話題が変わりますが、最近知ったことがあります。

草津温泉のお湯は、30年前から作り出されたものなのだそうです。

30年前に雪として山に降ったものが、雪解け水となり地中に浸透する。そこから湧き出てきたものを、いま温泉として恩恵を受けている、とのことでした。途方もない時間のかかる代物です。

ですが、エネルギーは総じて、途方もない時間のもとで生まれています。

太陽光発電に使う「光子」は、太陽から地球に降り注ぐまで「数百万年から1千万年程度」かかるそうです。

石油は、2億年前から6千万年前のものだそうです。太陽光よりも時間がかかります。

エネルギーは、途方もない時間の結果として生み出されたもの、だと言えます。

エネルギー本来の時間軸を考える

一方、私たちは、1950年代に起きたエネルギー流体革命によって飛躍的にエネルギー消費量が増えてきました。

人類がエネルギーを使うという行為は、100年も満たない期間に爆発的に増えてきたのです。

こうした背景を考えながら、私たちは今後のエネルギー社会を考えていきたいと思っています。

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